寒天ゼリーを感じよう

寒天ゼリーを五感で味わおう。(天気が良ければ、光も味わおう。)



五感を研ぎ澄ませて生きることは、

直接は人生に役立たないと思うが、

文字通り、センスがいい人間にはなるよね。



センスがいい人間は、世界をよい方に導いてくれる。はず。




3・4時間目にやりました。

1・2時間目はくもりで、「最悪!!」とか思ったんんですけど、

20分休みに空に向かって「天照大神(あまてらすおおみかみ)、天照大神、天照大神、天照大神、天照大神、天照大神、天照大神、天照大神、・・・・・!!」と10回唱えたら、急に晴れました!!(ちなみに僕は無宗教です。)

あまたを照らす、太陽。。。これがないとゼリーの魅力は、10分の1になります。太陽と美術の神様に感謝しました。


で、場の環境はこんな感じ。





外で、寒天を前に聞きました。「たくさん寒天あるけど、どうしたい??」

「寒天でドッヂボール!!」「スライムで野球!!(スライムじゃないのに。)」「スライムでサッカー(スライムじゃないのに。)」「投げたい!!」

「女子は??」

「混ぜたい。」←これだけでした。

場が外だから、身体の方向に行ったんですね。(もうこの時点で、兄貴のキーワードの「並べる」を外しちゃってます。わかってたんですけど、春だから外でやりたいという私の衝動を抑えられませんでした。)


まずは、少量の寒天を渡して、切り方をどうしたいか観察したかったので、ここから一つ選ばせました。



次は、カッターテーブルから、切る道具を選ばせちゃいました。

しかし、素材とのファーストコンタクトは、少量を、手でじっくり味わうが良いので、いきなり切る道具を与えたのは、ミスリードだったですね。)


で、外に出てカットです。

ままごとセットの包丁で切りたいとおっしゃる女子の奥様が複数いらっしゃいました。




男子には、刀が人気でした。




ゾウモツ出ちゃってます。うぎゃーーーーー!!


板で、和菓子職人のごとく、律儀に等間隔で。


クッキーの型抜き。


腕がもげて、「骨折」と言っていました。


抜いた所に、違う色を入れる。


で、ある程度「切り遊び」したら、

「隣の子と、色交換して下さい。」と言って、2色のハモりを味わう時間を取りました。

あ、そうそう、班分けなんですけど、「男女混ぜない方が、班の個性が出る。」かなと思って、

男5人班を3つ、女5人班を2つ、合計5班でやりました。


で、二色のハモりを味わわせた後、「容器」を渡しました。

大量の容器の中から自分で「選ばせ」ました。

容器に入れることにより、白シートに寒天ゼリーを移動できることもねらいました。


ミニ・タッパー(ミニーマウスに色が入ります。)


メスシリンダー


この子は、色分けが上手にできたことを、僕に教えに来てくれました。

「色がきれいに分かれてるじゃん!!おしゃれ〜!!」とほめました。



萩原先生、優勝カップ!!」と、僕に教えに来てくれました。

「キラキラのカップだーーー。かっこいいーー。優勝カップをもらって一言下さい!!3・2・1!!」ってあおったら、

「とったどーーーーーーーーー。」と言ってくれました。

リアクションを「あおる」のもわりと大事です。



「恐竜の家」と、僕に教えに来てくれました。

「わー、中に住めるんだーー。恐竜の家ってどんな感じ??」って聞いたら、

「栄養がたっぷり。」って言ってました。

(この器とは関係ない、恐竜を使わせるのは、アリ??ナシ??)



透明ホースは、メスシリンダーとかぶってるから、

もっと長いホースにして、「ネックレス!!」とかできるようにすればよかった。




寒天を、スリッパでクラッシュさせてました。

「ゴキブリ潰してるみたいだね☆」と僕が笑いながら言ったら、

その場のみんなが笑ってました。





卵のパックは、部屋ごとで色分けしないと、案外ふつう。




「先生、これ。」と言って、彼女がこれを見せてくれました。

萩原の脳は、「先生、これ。」の意味を瞬時に解析し、

「ハートの形が、型くずれなく、メッチャきれいに切り抜けたよ!!見て。」だと判断し、

「わー、ハートの形、メッチャきれいに切り取れてるーー。すごい上手!!」とほめました。



彼女も、「先生、これ見て下さい!!」って言ってきました。

萩原の脳は、「先生、これ見て下さい!!」の意味を瞬時に解析し、

「容器がふつうだとすると、こりゃ色だな。確かに、ニュアンスっぽい色合わせで、すごいきれい。(原色がガンガン前に見えてこないで、同明度の中で、彩度の高いピングや黄緑が彩度対比で光って見えるな。)」だと判断し、

「わーーーー色メッチャきれい。ピンクがホワーンと光って見える!!」と言ったら、

ニッコリしてました。

ここで、的の外れたこというと、子どもは表情にすぐ現れ、「先生、わかってくれないな。。。」もういいよ。と心の声が聴こえます。(この瞬間はいつも怖いです。)



わざと、写真をはさんどいた器も用意していました。



ジップロックみたいなやつ。

「もめる」ってのが、堅い容器と違う特性。

あと、空中に「放り投げ」れる。



この子は、寒天の「上面」を刀できれいに「水平にならして」いる。

「わーーー、上が平ですごいきれいだねーーーーー!!」と言って、

アイディアを、看取って成就させてあげる。成就すれば、気持ちよく、壊して、次の造形に移る。



容器を、画面とし、絵づくりをしてます。たぶん。

この、版画のインクのばし容器は、重宝すると思います。

この「大きさ」と、「浅さ」がいいんでしょうね。





緑は、キウイ味。オレンジは、みかん味。ピンクは、いちご味だそうです。



リアクション・1「へーそうなんだ、面白いね。」

リアクション・2「「へーそうなんだ、面白いね。ちょっとつまみ食いさせてよ。パク!!ううううウマい!!!wwwwwww」

リアクション・2だと、食べる・「ごっこ遊び」と、ウマい!!の「表情の表現」と、「wwww」の笑顔、3つの大事なこと伝達できます。

あと、ホストクラブのシャンパンタワーの方に誘導してみたくなったら、

「あと、それつんでも面白いことできるかもよー。」と言っとけば、

「面白そう!!」と自分で判断すれば、積みはじめるし、

「積みたくない。」と自分で判断すれば、いい意味で助言を「無視」してくれます。



器あそびもいい加減に飽き始めて、「身体遊び」がこの後はじまります。


荒らしの予感。。。。



ママゴトや、



ウサギ



この子は、授業の導入の段階で「頭に乗っけたい。」とすでに言っていました。




この子は、首に冷たい寒天を貼って、「しっぷ」と言って周りを「笑わせ」ていました。

周りに「笑い」などの「リアクション」を誘発させるのは、表現ではすごい重要なことだと思います。




大きな器の素足をつっこむ。




友だちと一緒に入りたくなる。



水槽の透明面が「プラスチック」だと思い込んでいたら、「ガラス」でした。

本当にケガしなくてよかった。ガラス水槽には、二度と足をつっこませない。(反省です。)




この半透明のでかいプラスチック箱なら壊れない。




6人も入って、おしくらまんじゅうも楽しめる。



器じゃないけど、「板状」の物で、いろいろ違ったことができる。











居合い切りみたいに、水を切ってました。

寒天や光と関係ない行為なので、こうゆうとこで注意するか、
飽きるまでしばらくやらせて待ってみるかって、クラスの状態による感じがします。

このクラスはしばらくやらせも大丈夫な集団なので、やらせました。

ただ、水をめっちゃ強く出してたのは、もったいないので注意してやめさせました。



栄養になって土に還るものだから、「雑草地帯になら、投げていいよ。」って言っちゃったんですけど、指導者によっては、完全にナシな行為なのはわかってます。

このクラスがメリハリつけれるクラスだからOKにしたけど、基本的にはナシなのかな。




その延長で、サムライジャパンごっこ(野球)が始まりました。

投げた寒天を、日本刀で、打つ(切る)遊び。





8mほど購入した透明テーブルクロスを、はさみで好きな大きさに切らせました。

すると、さっきの野球遊びの延長で、キャッチャーごっこが始りました。

(シートの裏側に入って、ピッチャーの投げる寒天を瞬きしないでビシャっとくらう遊び。)








優勝を祝っての「ビールかけごっこ??」みたいな遊び。





そして伝説へ。




ぜリー越しに見た空の色は、どんなだったかな??





最後らへん間延びしてきたので、僕が活動をコントロールしちゃって、言いました。

「今日の授業おわり。全部の寒天を、白シートの真ん中に集めて!!寒天島つくるよっ。」

って言って。

片付けを普通にしてもつまんないので、

クライマックス感を出しつつ、ゴミ(寒天)を集めました。







こうゆう教師が誘導するコントロール、の良い悪いは、どこで線引きするんでしょうね。

とりあえず、島に入ってみたくなる「衝動」。






で、「寒天は栄養があるので、雑草地帯に、肥料としてまいてあげよう!!」

と言って、シートごと、校庭の隅の雑草地帯まで、みんなで運びました。



みんなで運ぶ途中、つまづいて何度も、寒天島にバッシャーーンって、つっこみました。




雑草地帯から、図工室前までシートを引きずって帰る時は、
「3月生まれの子は、シートの上にアラジンみたいに乗っていいよ。(座って。)」
って言って、みんなで引きずって「ドライブーーーーーー!!」とか言いながら帰りました。


そう、最後は大森先生のアイディアをちょうだいして、

ジップロックに、今日の「カケラ」を入れて家にもって帰らせました。



感想

まあ、こっちがこんだけ、大量の寒天や容器などの「お膳立て」を用意しときゃ、
子どもは楽しそうに感性を働かせて、活動はするわな。

でも、こんな準備な大変なことなんて、年に1回やらせてあげるにとどまるから、
もっと「普段の授業でできる」情報を提供しないと、皆様のお役には立てない気が個人的にした。
(兄貴のプランは、コレクションだし、容器も場もしぼってるから、普段の授業で生かせそう。)

研究授業って、図工ヒューマニズムみたいのを語るベテランに「いいね!!」って言ってもらう目的みたいな目的でやってる気がするけど、そのヒューマニズムをクリアーするためには、けっこう大掛かりな場と用具の準備を要する。

僕は、大掛かりじゃない普段の授業に生かせる、研究授業を見たい。

僕は、図工ヒューマニストたちの評価を目的とせず、授業者が、純粋に自分のやりたいことをやってる研究授業を見たい。 

コメント

人気の投稿