名前をつけた色から

高学年??

目的は、色にイメージをもつ。

もった色のイメージを、形やタッチや構成などの、造形的な工夫を用いて表す。


手順はこうです。


1/自分で色混ぜして「オリジナルの色」をつくる。

2/その色に「オリジナルの色の名前」をつける。

3/「その名前をテーマ」とした絵を描く。


です。




1/自分で色混ぜして「オリジナルの色」をつくる。↓ ↓


カップの中で、こってり色を混ぜると「マット」な色が出来上がります。




このようにマットな色になります。

ちなみに彼は、「ヤキイモ大会のおいしく焼けたヤキイモ色」と名付けてました。

(うちの学校は、畑で毎年、ヤキイモ大会をやって、全校児童で食べる行事を12月やってるのです。)




絵の上で色を混ぜるとこう。




絵の上で色を混ぜるとこう。

(ちなみに彼は、「サーティーワンのどくみたいなカラフルなアイス色」と名付けてました。)



絵の上で、近い色相の色を混ぜるとこう。

(ちなみに彼は、「きれいにさいたヒマワリの色」と名付けてました。)








絵の上で絵の具を「重ねた」て作った色ってアプローチもありました。

(女子はこのアプローチが多かったです。)





色の名前で面白かったのが、


「近所のオバチャンのかみの毛の色」っていう紫っぽい色や、


「はつ恋の色」っていう、オレンジとピンクと白混ぜた色とか、


「さわやかなモンゴルの草原の色」っていう、アースカラーを混ぜ合わせた色なんかがありました。






次時の活動は、「その色の名前をテーマとして絵を描いていく。」です。





色の上に、「地ぐま」で絵を描いていきます。


で、今日と明日に紹介する作品の子は、色の名前を「図」になる感じでつけてた子です。



例えば、焼きイモ色とか、腐ったオレンジジュース色とか、夏の夕方の雲の色、とか。

「図」を表す子です。



色の名前が、「図」を表す子は、強制的に「地隈(じぐま)取り」の技法で描かせました。




















































で、今日と明日に紹介する作品の子は、色の名前を「背景」になる感じでつけてた子です。



例えば、

いつまでも青い夏の夕方の色とか、

たくさんの落ち葉が混ざった秋の地面の色とか、

銀河も飲み込む宇宙の遠い果ての色、とか。

「背景」を表す子です。



色の名前が、「背景」を表す子は、強制的に「普通に」描かせました。














































この題材をふりかえって/


俺は好き。色自体をじっくり&直感的に見つめて、

その色の中から「詩」を導き出して、絵に表す。



工程がやや複雑な感もあるけど、高学年ならこのくらい処理できて欲しい。



この題材の一番好きなポイントは、

1つの題材の投げかけから、様々なバリエーションの「答え」が出てくるところ。



「おばあちゃんの紫の髪の毛」を描く子もいれば、

「ジャングルの猛獣たち」を描く子もいれば、

「地球のマントル」を描く子もいれば、

「初恋のふわふわした気持ち」を描く子もいる。



この「多様性」を引き出す「問いかけ」は、重要。



展覧会でよく飾ってある、

黒い紙に、パステルでなぜか、闇夜に光る動物を描かせてる人や、

クラフトテープでなぜか、ライオンを描かせてる人や、

発泡スチロールでなぜか、跳ね馬をつくらせてる人や、

おしゃれってことになってる黒猫がなぜか、けばいブーツを履いている絵を描かせてる人や、

命の形となぜか名打った、謎の線を、黒パステルを練り込ませた画用紙を消しゴムで削って描かせてる人や、


そんな、10年前の、「ザ・都図研」みたいな絵を、今でも描かせてる、時代遅れな人に、ぜひチャレンジしてみて欲しい題材です。



















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