あの光

3月の5年生に「光をテーマ」に描かせることに、何の必然性や教育的効果があるのは大変疑問なのですが、とてもやってみたかったので、やってしまいました。

今までの記憶に強く残ってる光でも、記憶じゃないんだけどどうしても描きたい光でも、どっちでもいいので、「とにかく描きたい!!あの光」をテーマに平面させることにしました。

まず、僕の子供の時好きだった光の話をしました。↓↓



僕が小学生の時。下校時だからたぶん3時過ぎ頃。

僕は友達のケンちゃんと、通学路を歩いて帰っていた。

五月の3時過ぎはまだ太陽も強く照っていて、日差しがちょっと黄色い感じがした。



道路に落ちた電線や、植物や、垣根の影が、ラピュタの崩れるタイルみたいで、

その影の上だけピョンピョンとんで歩いて帰っていた。



「影の部分を踏み外して、光の部分にでちゃったら、地獄ワールド行きね。」って言いながら。



家に着いたらランドセルを置いて、ケンちゃん家でファミコンしようって思って、ワクワクしながら、

黄色く光る、放課後の帰り道をケンちゃんと、影を踏みながら帰った思い出。




を話して、児童に、「今までの記憶に強く残ってる光でも、記憶じゃないんだけどどうしても描きたい光でも、どっちでもいいので教えて!!」って言って、何人かの児童が発言してくれて、

裏紙に、アイディアスケッチを言葉で3つ出させて、その3つの中から、一番描きたいのを選ばせて、

画用紙を渡した。




光の色から描いてもいいし、光じゃない部分から描いてもいいし、選んでって言って。

画材は、2種類以上使うように言った。

(そうしないと、パステルで、シャーーーーーーって描いて、すぐ終わる子が続出すると思ったから。)













なんか、90分で描きあがっちゃた子も続出。

ん〜。

あっさりの絵が続出。。。。つまんなかったのかな。。。。






「目からみた あたたかい光」

設定としては、芝生に仰向けになって、目を閉じたら、

まぶたから、太陽の光が透けて見えたという絵。


児童に、ただ光を描くんじゃなくて、光にプラスして、

その光の設定の中で感じる「自分の気持ちや感覚」もイメージしながら描く事と、言って描かせました。

「暖かいという感覚」が入っているところがいいなと思いました。

アングルが面白いよね。






これは、まだ描き途中の絵なんですが、

作者の家の前の林に、朝に「サギ」がとまるそうです。

そのシーンの再現らしいです。

その光の設定の中で感じる「自分の気持ちや感覚」もイメージしながら描く事と、言って描かせました。

が、この作者に、「この絵、どんな気持ちとか、どんな感覚とかある?」とか聞き忘れました。

今度聞きます。





「ステンドグラス」

モチーフが。。。。。題名。。。。

これどんな感じって聞いたら「きれい」って言ってたような。

「どんな感じできれい?」って、もっと突っ込んで聞いてあげれば、絵がもっと深まったかも知れない。。。


黒の面積は、工夫してたな。確か。





これは、水の中から、空を見上げてる設定の絵。(発想・構想の部分)


これも、どんな感じか聞き忘れた。


水の中の感じを出すために、ニスで画面をコーティングする工夫をしていた。(創造的な技能の部分)






「鏡にはんしゃする光」

キランと眩しく光ってる感じって言ってたな。

そのために、キラキラの紙を貼って、鏡の反射のキラっと感を出してるね。(創造的な技能の部分)

あと、深い「黒」使ってるのも、鏡の強いキラっと感を出しててイイね。

「く」の字の光も力強くてイイね。







これ、思いっきり「抽象表現」。

「光と闇の戦い」って言ってた。

これはこれで、完成されてるから、速攻で描き終えたので、2枚目も描かせました。






これ、まだ描き途中なんだけど、

家族で夕方に、犬の散歩をしてる時に見た夕日に包まれる町の風景だそうです。

この作者に、「この絵、どんな気持ちとか、どんな感覚とかある?」とか聞き忘れました。

今度聞きます。

それ聞いてあげて、本人がイメージしたり答えたりしながら、

ただの表面的な情景にプラスして、シズルや、思い、感覚、メッセージを上描きしてくれると期待してみる。





5年の3月にやった題材です。


タイトル「夕日と都市」

家族で夕方に、散歩をしてる時に見た夕日に包まれる若葉台のマンションの風景だそうです。



既習の、絵に人を積極的に描こう、を生かしてくれています。

既習の、透かしながら重ねる、も生かしてくれています。


既習ではないのですが、影を描くってのもチャレンジしてます。








タイトル「光の中の・・・」

ディズニーシーで、アトラクションの待ち時間に、池の中にアリエルの影が浮かび上がったのを見たのが綺麗だった気持ちと、なぜ水なのに緑色なのかが不思議に感じた気持ちが、いちおう重なってるそうです。


アリエルのシルエットは、画像検索して、それを見ながら描いてました。






タイトル「光のユメノトビラ」








タイトル「朝日とサギ」

作者のT君の家の前には小さな山があります。(稲城は山や森がたくさんあるのです。)


その木の上に、たまに「サギ」が止まっているんだそうです。



それを見て驚いてる気持ちと、すごいなと思ってる気持ちが、いちおう重なってるそうです。







5年の3月にやった題材です。


タイトル「夢がかがやくキャンドルサービス」

5年の秋に、宿泊体験学習でキャンプをした時の思い出です。

キャンドルサービスの時、ろうそくに火を灯しながら、

児童一人一人が、自分の将来の夢を語りました。


その時のシーンを、再現しています。



ろうそくの光もそうですが、

「夢が放つ光」も表現しているところ、攻めてていいなと思いました。



こう言う「映像的な絵」って難しいのですが、

別の紙を貼ったり、あえてモノトーンで描いたりして、

自分で工夫してやり切りました。発想・構想と、創造的技能の両方にAがつきます。


クラスのみんなの夢を肯定的に捉えている点も素晴らしいと思います。

ジャンプ率の工夫などはできたかもしれないですが、

それでも、文句無しのAです。





タイトル「水の中」

水中で、空を見上げているところだそうです。


たぶんこんなイメージだと思います。


見上げのアングルは、出てる感じは結局出すことはできなかったっぽいですが、

見上げのアングルにチャレンジしたところは良いなと思いました。


「これどんな感じ?」って言ったら、水が光ってるところと言っていました。


直前題材で、「パース」の絵を学習したんで、

水玉をパースに乗っけると、見上げてる感じとか出るよ。

とか、要らん提案をしたのですが、本人に却下されました。




タイトル「目から見た暖かい光」

芝生に仰向けになって、目を閉じたら、

まぶたから、太陽の光が透けて見えたという絵。

暖かい感じというテーマがあるそうです。



周りに、黄色や黄緑でなんかチョコチョコ線を描いてますね。

作者に、「この線何かイメージあるの?」って、今度聞いてみよう。

後付けでも全然かまわないので、何か意味づけしてくれたらいいな。

自己鑑賞になるよね、それって。


タイトル「まどの水」





これ、まだ作り途中ですが、面白いです。

画面上部の砂をしっかり固めて、

画面下部に、ニスを敷いて、浅い水の層を作る予定です。

(児童が自分でやりたいって言い出したアイディアです。)

(2年の時にやったスイミーの題材の記憶が残ってるのかな??)



タイトル「海の光のめぐみ」

説明/

僕のお父さんの地元、鹿児島県、徳之島の海を想像して作りました。

強い日差しが、すんだ海にさしこんで、宝石のように輝いているところを再現しました。


部分の拡大①


部分の拡大②

ここまで、自分の作品に対して説明が自力で書けていると、

友達の鑑賞カードを書く以前、自分の説明カードに自己分析ができている時点で、

鑑賞にAがつきます。

評価の4項目、全部Aのレベルです。



完成が楽しみです。




タイトル「鏡に反射する光」

説明/

鏡に反射するとても強い光を表しました。

その強い光で、鏡が割れているところも表現して描きました。


割れた鏡を表現するために、

キラキラの折り紙を貼った工夫も大変素晴らしいです。

彼もAですね。






タイトル「夜の街」

説明/

飛行機から見た街の光がきれいだったから描きました。

光を見てきれいだなと思いました。




この絵も、しっかり描こうとしていて好感が持てます。




ここからはB評定。

(Bでも、「良い」ですからね。)



タイトル「光とかげ」

おしい!!光の黄色と、影の黒の2色だけで表現した試みは大変良い。(児童が自分で考えてそうした。)

絵の中身(この場合だと、絵の中の出来事など??)が充実してくると、簡単にAに行くと思う。



タイトル「心の闇」

おしい!!明るい心が、闇の心に侵食されているところを描きました。と説明カードには書いてあります。

闇の部分は犯罪などで暗くされた心です。と説明カードには書いてあります。

光の部分のハートに対して、闇の部分にもう少し何か工夫があったら、これもAに行くような気がする。

中間色豊富で綺麗なんだけど、何かもう少し個性があれば!!





タイトル「太陽と月の戦い」

これも、もうひと個性欲しい。




タイトル「光と影の戦い」

表現としては何気に斬新。

色鉛筆、コンテを弾くんだーと思って、僕感心しました。

もう少し、具体性入れるアプローチに行ってもいいし、

逆に抽象で行くなら、もう少しなんらかのやり切りが欲しい。


でも、画面から作者の「気持ちの感じ」がよく伝わってくるので、とても良い絵である。





タイトル「ステンドグラス」

図の形とか、

ステンドグラスの色の表現とか、

「もう少し何かあるでしょ?!」と思って、やんわりと、僕は言ったのだが、

作者に助言は却下されました。

これだとAは無理かな。





タイトル「夕焼け山のトンネル」

なんか骨太の絵。

パースの既習を生かしてるところ、嬉しいです。




タイトル「海の光のめぐみ」

説明/

僕のお父さんの地元、鹿児島県徳の島の海を想像して作りました。

強い日差しがすんだ海にさしこんで、宝石のように輝いているところを再現しました。




部分の拡大



2年の時にやった、スイミーの絵を生かしているのでしょうか。

すごいいい絵です。



この題材をふり返って/

これは何とも言えない。

悪いとも言えないが、良いとも言えない。難しい。

美大の受験の絵みたくなる。

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